はらだ有彩「日本のヤバい女の子/牡丹灯籠」8/1(土)からはじまります

2015年07月24日

夏期休業のお知らせ
8月22日(土)〜26日(水)まで夏期休業とさせて頂きます。
何卒よろしくお願いいたします。




吉本ばななさんの小説に「チエちゃんと私」というお話があります。
あらすじは省きますが
その小説の冒頭に
主人公が事故にあったチエちゃんからの連絡を受け、
病院に駆けつける場面があります。
会食の途中で抜けてきた主人公は病院の救急待合室で
黒いオーガンジーのドレスに薄いストール姿で
恐ろしい想像に取り込まれます。
チエちゃんが死んでいたら。
幸い、チエちゃんは一晩入院するだけで済みましたが
主人公はひとり帰宅するタクシーの中でまた思います。
チエちゃんがもし死んでいたら。
そして思います。

"今身につけているグッチのドレスも、ミュールも、フェンディのバッグも、エトロのスカーフも救ってくれはしない。"
"それでも、こんなときに自分の膝をぼうぜんと見下ろしたとき、きれいな生地をみているのは、なんと気が休まることだろう"

(""内は小説から引用)






8月1日(土)からはらだ有彩さんの個展がcalasであります。
はらださんは@hurry1116というアカウントでツイッターをしています。
いつもご自分の素敵なスタイリングをみせてくれたり
イラストレーションを見せてくれたり
短歌をよませてくれたり
ファッションの話をきかせてくれたり
この世のせつなさを実感させてくれたりします。
実際会う彼女はすらりと背がたかくて、いつもいつでもつねにはらださんにぴったりとあった
ナイスなスタイリングでニコニコとおしゃべりしてくれます。
そして超絶おもしろい人ですし、なによりとてもとても気持ちのいい人です。

これは僕が勝手に思っているだけですし、
なんだか知っている人を一方的にブログに書くのも気持ち悪いなと思ったり、
(まあいつもしているのですが、今回はちょっと違って)
てんで的を得てない可能性も高いですが、
はらださんの文章や作品やたたずまい、その全てが
この世界の女の子たちを守っている…いや、ちがうな、
この世界の女の子たちはつねにはらださんに
(勝手に)(いやおうなしに)守られているように感じます。
この世界ってなんだ?って感じですがそう思うのです。
はらださん本人が「わたしがみんなを守るわ!」という事ではありません。
はらださんから離れた所で(勝手に)(いやおうなしに)女の子たちは
はらださんの生み出すものに守られているという感じです。
本当の事はわかりません。
はらださんは毎日スタイリングを楽しんで、おいしいものに真摯で、
バリバリと仕事をして、
たのしくおしゃべりしてくれて、
色々な事をおもむくままに考えたりしているだけかもしれません。

今回、はらださんは展覧会でスカーフを受注販売します。
そして展示タイトルは「日本のヤバい女の子/牡丹灯籠」です。

この素敵なシルクのスカーフが持ち主と色々なシーンに立ち会う事を、
最高だ!という場面にも、最悪だ!という場面にも寄り添う事を想像していて、
最初に書いた小説を思いだしたのでした。

そして、これは個人的な考えですが
いつだってファッションにまつわるものには魔法があるんだぜ!と思います。

僕とはらださんは好きなものも違うし、考え方も(あたりまえですが)違うので
「calasのマスター!私全然そんなつもりないです!あ!生キャラメルをテイクアウトで一つ下さい。」
というような事を書いたかもしれない。

でも僕の店もはらださんのスカーフ(に僕が思った事)みたいになればいいなと思います。
ふんどしのひもをしめなおすような…とはまさにこのような気持ちです。
はらださんのスカーフよ!ありがとう!まだ実物は見ていないけど!笑)

お店を出て行くはらださんは
いつもナイスなかっこいい靴で、スタスタと爽快に帰っていきます。
ああ、はらださん今日もおもしろかったな!
今日僕は人の悪口を言ったけどはらださんは一貫して乗ってこなかったな!
それどころかおもしろおかしく諭されたな。
やっぱり気持ちのいい人だな。
と見送ります。ありゃ多分家に帰るまでに生キャラメル全部食べるな…と予想しながら。

スカーフ以外にもちろん展覧会なのでドローイング作品など
色々展示予定なので楽しみにしていてください。
はらださんの描く美しく気持ちのいい線は彼女そのもののようです。
限定カフェメニューも考えています。
おいしいものに真摯なはらださんに試食してもらって決めたいなーとか思っています。

そしてどうぞスカーフを気軽に巻いてみて下さい。
お茶をのみながら作品を楽しんで下さい。

もう一度言います。ファッションにまつわるものには魔法があるのです。
一人でも多くの人に見てさわってみて欲しいです。

ぜひお出かけ下さいね。

calas(カラス) cafe and needfulthings
神戸市中央区元町通2−7−8 
元町防災ビル2階
tel&fax 078-599-9955
11:00-20:00 水曜定休
http://calas-kobe.com
twitter @calas15  


Posted by calas at 20:58展示

近藤まや個展はじまりました!とcalasのかき氷

2015年07月09日

いよいよ本格的に暑くなりそうな予感です。
蝉の鳴き声を聞きました。

ついに新メニューがいい感じにデビューできそうな予感です。
個展のお知らせのあと詳しくお伝えします。

さて、土曜日から近藤まや個展「センチメンタル・ジャーニー」はじまっております。











ざわざわしたり、見入ってしまったり、やっぱりひりひりしたり、笑ってしまったり、
色々な感情になる絵がたくさんたくさん展示されています。

一体どれだけの視点があって近藤さんは絵を描いているのでしょう。
全部近藤さんで全部違う人が描いているような
自由で厳密ですべての絵をじっくりご覧頂ければと思います。

当の本人はいつもどおりひょうひょうと
手に瞬間接着剤がついちゃって困っていたりしています。笑)

この土日は在廊予定です。
時間等詳細は近藤まやTwitter:https://twitter.com/yamamaya63
にて告知されます。

近藤まや個展
センチメンタル・ジャーニー
2015/07/04(土)-26(日)
11:00-20:00(Lo.19:30) 水曜定休
※カフェのため、ワンオーダーをお願いいたします。
calas(カラス) cafe and needfulthings
神戸市中央区元町通2−7−8 
元町防災ビル2階
tel&fax 078-599-9955

近藤まやHP:
http://mayayama.wix.com/mayakondo

そして夏が来た!calasの新メニューかき氷です!



老舗矢内商店の48時間かけて丹念に仕上げた高純度の
氷をゆっくりと丁寧に削る事でできる繊細なかき氷です。
使用する砂糖にまでこだわったオリジナルのシロップと共に。
すべてのかき氷にはポットサービスにて
あたたかいほうじ茶をおつけします。

苺のかき氷¥750
生の苺から丁寧に作りました。ドイツ産のてん菜から作られた果糖は
冷やしても甘みが強くキレのよいすっきりとしたシロップです。

黄桃のかき氷¥750
生の黄桃の良い香りがシロップにとけて透明感のある甘みになりました。
ドイツ産のてん菜から作られた果糖を使用。

レモンミントかき氷¥750
広島の瀬戸田島の無農薬レモンを使用。レモンピールもたっぷりと。
奄美の喜界島産さとうきび糖を使用しています。
甘みをおさえたさっぱりとしたさわやかなかき氷です。

ジンジャーかき氷¥750
高知県のショウガにカルダモンやシナモンを入れて。
奄美の喜界島産さとうきび糖を使用しコクのある甘さと
ショウガのしっかりとした辛味。
冷たいのに食べた後にぽかぽかする不思議なかき氷です。

コーヒーかき氷¥700
calasのオリジナルブレンドコーヒーを濃く抽出し
ドイツ産のてん菜から作られた果糖で甘みをつけました。

宇治金時かき氷(白玉つき)¥850
放香堂のお抹茶をたっぷりと入れてシロップにしました。
ドイツ産のてん菜から作られた果糖を使用。

オプションで白玉(+¥100)、練乳(+¥50)お付けできます。

色々シロップを試作していたら全部おいしくなってしまって
たくさんの種類になってしまった!

おいしい果物を見つけたら期間限定で増えるかもしれません!

品切れなきようがんばります。

暑い街を歩いて疲れたらcalasでかき氷食べて暑さを逃がして
あたたかいほうじ茶でちょうど良くなってまた街へと元気に繰り出してほしいです。
calasの夏を楽しんで下さい!






 


Posted by calas at 15:20cafeメニュー展示