星いっぺい「ダンボールno猫たち展」3/4(金)より始まります。

2016年02月26日

朝、家を出るために玄関を開けるとシャッと猫たちが7匹ぐらい四方八方に逃げて行きました。
うちの玄関で何してたんだろう。特に遊ぶものや食べ物はなく、
玄関が気に入ったのなら何より!嬉しく思います。
でも7匹って…多すぎないか…。

僕は動物と仲良くした経験がないので人のうちに動物がいても
「ウス」ぐらいの挨拶でびっくりさせないようにそっと共存しています。
こちらが緊張するからあちらもあまり寄ってこなかったり
吠えたりするのでしょう。

仲良くはできないみたいだけど
もう、たまらなくかわいく思っています。
もうそりゃあ携帯の可愛い動物画像フォルダーが
はちきれんばかりに毎日増えていくぐらい。

頭の中では猫と仲よく暮らしている想像を
かなり細かいディティールまで作り込んでいます。
つかずはなれず結構仲いいんですよ(焦点の定まらない感じで)!



星いっぺい「ダンボールno猫たち展」
2016/03/04(金)-03/14(月)
※03/09(水)定休日
11:00-20:00(Lo.19:30)
calas(カラス) cafe and needfulthings
神戸市中央区元町通2−7−8 
元町防災ビル2階
tel&fax 078-599-9955
http://calas-kobe.com
twitter @calas15

星いっぺいさんはカラスのオープン当初からのお付き合いだと思います。
お客様として来てくださって、確かその時ものすごーくかっこいい古布のカバンを
持ってらっしゃって、質問したのがきっかけだったと思います。
その時作品も見せていただいて星さんの描く猫を一目で好きになりました。

星さんの描く猫はめちゃくちゃ、もうめちゃくちゃかわいい。
星さんが猫を見て見て見て完成された星さんの猫という感じがする。
あの、迷いのない気持ちのいい線で描かれた猫はまさに猫そのものだと思う。
いろいろな猫がのんびりと憩うこの世界に住みたいとさえ思う。
現実はそううまくはいかないことも多いけど
絵の中は自由だ!どんなに完璧な世界を作ったっていいじゃないか。
そうだ絵の中ではどんなことが起こってもいいんだった。
そんなことを思い出すのです。

今回は星さんの視点で捉えた現実の猫達の写真も展示されます。
なんでも手作りしてしまう星さん。
陶芸の作品も一部置かれるかも知れません。

お気に入りの作品はその場で購入してお持ち帰りいただけるようです。

これだ!と思う猫ちゃんを見つけてくださいね!

 


Posted by calas at 13:47展示

林敬一郎個展『ジャッ!』明日2/16(火)より始まります!

2016年02月15日



林敬一郎個展
『ジャッ!』
2/16(火)-3/1(火) ※水曜定休
11:00-20:00(Lo.19:30)
calas(カラス) cafe and needfulthings
神戸市中央区元町通2−7−8 
元町防災ビル2階
tel&fax 078-599-9955
http://calas-kobe.com
twitter @calas15

林敬一郎Twitter:@k1low9h

ある程度年齢を重ねていくと、
自分というものが蓄積されてきて色々と思います。
自分より下の世代のことはなんとなく経験と照らし合わせて
気持ちがわかるような気にもなるし(本当はそれぞれですよね)
上の世代のことや自分の明日のことはどんなに切実に考えても
全く想像でしかなくて
考えても仕方ないような気になります。

失敗したことやとてもだめだったことを後悔することはあるかもしれないけれど
あの時は良かったな、あの時に戻りたいなあ!と
思うことがない事をなかなかいいじゃないか!と気に入っています。
とりあえずじっとしていても何にも変わらないし進まないし
正直飽きちゃうし
動いていようの連続で今に至るような感じです。
全部連なっているから楽しかった思い出もすぐ取り出せるし、
今最高に悲しくてもすぐに過去になっていってしまう。
もう100回ぐらい言っていて聞き飽きたかと思うのですが
今は今しかなくてどんどん過去になっていって、
つきつめるといつも、
ああ!今がいってしまう!切なくも世界はなんて美しいのだ!と結果なってしまうのです。
ばかだねえ。心配だねえ。大丈夫かしら。

なので僕はかなりふわふわと色々なことを
(人から見ると)ずるをして生きてきていますが
一応この社会に参加して生きてきたので、
自分の下の世代の男の子の大変さをよく知っていると思います。
(人から見るとですよ)ずるい人だからこそ
社会的にちゃんとしようと(ってなんだよ)している人たちの
色々なことが見えていると思う。

ずる(こと僕)から見ると最近のちゃんとしなくちゃいけない感は異常だと思う。
ちゃんとすることなんてばかみたいだ!と正直思っているし
大変だなと思うし、
色々なことをちゃんとしない(それをずると言っています)という事が
それはそれで同じようにいばらの道だという事を実感として知っています。

でもだからできれば
どっちがいいとか悪いとか得だとか損だとかなく
どっちも行き着く先は同じだといいねと思います。
そうだといいなと思います。
全部終わってみると、ばらばらの道に行ったはずの
みんながそこにいて、
みんなお疲れ!イェーイ!ってハイタッチするような、
「あん時、判断を誤ったね!」とか
「いやあ大変だった!辛かったなあ」とか
「オメーよう!あん時のありゃないぜ!」とか言いあいつつ、
なんだ結局ここでみんな会えてよかったよかったほっとしたよと
ニコニコねぎらいあうような、
他の人のことはどうやってもわからないから、
そういう風だといいと思う。
いんちきでもなんでもいいからそう願うことが
僕の唯一のこのモヤのようなものへの抵抗なのです。

林敬一郎くんの作品には人類としての
男の子の良さがつまっていると思う。
かっこいいとかセンチメントとかばかっぽいとか
勢いとか助平とか自意識とかあこがれとか弱いところとか
ロマンチックとかとかとか…
の男子バージョン。もちろん全部女子にもあると思うけど。
それを全部詰め込んで林くんの中に入れて混ぜて洗って乾かして、
あの素晴らしい絵で出力しなおしてくれているような、
いいもん見たな〜!とニヤニヤとしてしまうような、
作品を見せてくれていると思います。

この男の子の良さっていいねえ!ということは
「男子たるもの!」みたいな
社会的な男女差の話では全くなくって
人間っていいねえ!って事と同じ感覚の話です。
なんか今社会のフィルターを通した男性に向けられている
例えば「(男なのに)あーもう」とか「情けねえなあ(男だろ)」とかって
男女問わず本当は赤ちゃんから老人まで人類全部にあるものでしょう?
社会的な性差なんて糞食らえとおもう。
全部個体差で全部だいたい一緒だろ(大雑把)!とおもう。

この林くんの一個体としての人類としての男の子っぽさは
一見の価値があると思うし、
すべての人につながっている共感の部分だと思う。

ご期待ください。









 


Posted by calas at 18:00展示