田原知世個展「&G」22日(日)よりはじまります。

2015年11月20日

ああ、ようやく晴れましたね!
雨、好きなんですが続くと太陽が恋しくなりますね。
部屋でも外でも明るいのが好きです。
薄暗い所でひっそりとじっくりと癒される様な感覚があるのは
明るい所で過ごした充電みたいなものがあるからなのかなと思います。
メリハリ!バランス!

さて、現在開催中のケント・マエダヴィッチさんの個展もいよいよ明日で終わりです。
近くでじっと見ていてもずっと見続けられるような緻密な世界。
お見逃しなく!

日曜日より新しい展覧会がはじまります。


田原知世個展
「&G」
11月22日(日)〜12月6日(日)水曜休
11:00〜20:00(Lo.19:30)
calas(カラス) cafe and needfulthings
神戸市中央区元町通2−7−8 
元町防災ビル2階
tel&fax 078-599-9955




きん、きん、きん
金色が好きで、金をテーマに人の顔を
描きました
ぴかぴか、きらきらしていたり、
幽霊画みたいだったりする顔です
(DMより)


田原さんは作品と本人がとってもリンクしていると思うので
作品の紹介をしようとすると
本人の紹介になってしまうような気がします。

展覧会のお知らせを書こうと思うと
田原さん本人の事ばかり思いつきます。
それだけ田原さんが濃く、
またそれが作品に全部出ているからだと思います。

なので本人の紹介なのか作品の紹介なのかわからないような事を書きます。
全部、作品の事だし本人の事のように思います。
でも、もちろん僕は田原さんじゃないので(あたりまえだ!)僕の見た、田原さんと作品です。

情に厚く、気持ちが熱く、はげしく、パワフルで、
よーく気がつき、人が好きで、人が嫌いです。
親切で、やさしく、あたたかく、
めちゃくちゃ心配性(主に他者に)です。
面倒見がよく、迫力があり、あつくるしく(ほめてます)、
あいくるしく、よく笑い、よく怒ります。

ざっと書いてみたらこれイタリアのマンマみたいですね。
あれ、田原さんってイタリアのマンマみたいな人で作品なの?
ちょっと違うので考察を続けます。

なんでも知っていて、知的で、勉強家で、
カフェオレが好きで、ビールが好きです。

あれ、なんか本題とずれてきました。
ちょっと作品の方から考察を続けます。

混沌としていて、エロティックで、肉感的で、
プリミティブなかんじで、技術もあって、
荒いはげしさと、とても繊細なタッチが混在しています。

うーん、作品について書くとあまりにも言葉がまとまってしまって
うまく伝えられません。
なんか、もっとこう、根源的な感じなのです。
やっぱりイタリアのマンマのイメージ。
田原さんの説明だと思うからイタリアのマンマとの違和感を感じるのか!
(田原さんはまだ若く美しく流行のおしゃれをしている日本のすてきなお嬢さんです)

ああ、そうだ。田原さんの作品は
いつだって「近しい人への愛」みたいな感じなのだ。
概念としての「イタリアのマンマ」みたいな
押し付けがましく、苦しくなるほどの愛なのだ。
とても単純なことなのに、
でもとってもややこしい近しい人への愛。

おお、あの子は泣いていないかしら、
こわい事に巻き込まれていないかしら、
どうか今日を一日無事でいて。
おなかをすかせていないかしら、
栄養のあるものを食べているかしら、
清潔な暮らしをしているかしら、
病気をしてないかしら、
そして今日をまじめに勤勉にすごして、
元気でいてほしい、
笑っていてほしい、
声を聞かせてほしい。
大きな声では言えないけれど、
どんな事が起きても、
あの子だけは無事でいてほしい。
私のもとに帰ってきてほしい。
そしていつでも私を大好きでいてほしい。

↑これがそのまま田原さんだと思われるととっても問題(違和感?)があるので
もう一度言いますがこれは僕が考える「イタリアのマンマの愛」ですよ。
田原さんの作品に感じる「愛」の種類の話です。

めちゃくちゃ勝手だけれど、本質に本能に近い愛。


「でもだってそれは本当の事でしょう?
それ以外なにがあるというの?
私はそれを信じ、そう生きます。」

オウ!異国の知らない想像のマンマよ!
それは呪いにも近いぐらい強烈な愛ですね!
でも嫌な気分はしないです!
とってもいいことだとすらこちらからは見えます!
チャオ!
そんな事を(こちらが勝手に)思うのです。


作品のテーマとか伝えたい事(があるとして)とかとは全く関係なく
常に根底にあるもの。熱さみたいなもの。
田原さんの作品にいつも流れていて引きつけるものの勝手な感想です。

なんだか、これで本当によかったのかちょっと心配ですが、
色々な事があるこの世の中、
展覧会のお知らせなのに暴走してる感じ(いつも?)になりました。
でもどう書いても、何度書いてもこうなったのでそうなんだと思います(?)。
展覧会がはじまって、作品を見て、
またもう少しちゃんとお伝えできるといいなと思います。
とにもかくにも多くの人にみていただきたいのです。

ぜひお出かけ下さい。






 


Posted by calas at 15:58展示

ケント・マエダヴィッチ個展 「海と女」と冬の新メニュー

2015年11月12日

もう何回、ついに寒くなったのか??
と思っては暖かくなるというのを繰り返していますが
ついに寒くなったのか!!??うう。

11月よりケント・マエダヴィッチ個展 「海と女」はじまっています!

ケント・マエダヴィッチ個展
「 海と女 」
2015年11月1日(日)〜21日(土) 水曜休
11:00〜20:00(Lo.19:30)※最終日は17時まで
calas(カラス) cafe and needfulthings
神戸市中央区元町通2−7−8 
元町防災ビル2階
tel&fax 078-599-9955

作品の量、質ともにものすごく充実した内容となっています。

ケントさんのドローイング作品を初めて見ましたが
映画を愛するケントさんらしいどこか映画を感じる作品達です。




一枚ずつなにやら物語がありそうであれやこれやと想像するのが楽しいです。

ケントさんの作品は離れてみてもすごーく近くで見てもとても緻密で繊細で
すっと見てしまいます。





この世界が本当にどこかにあって、ケントさんはそれを見てきて記憶して描いているのかもしれないと思う。

そしていつもファッションに愛を感じてうれしくなります。
描かれている人達がちゃんと選んで着ているような気持ちになるのです。





絵を見て好き勝手想像して自分の中にある世界が無限に広がっていくような
現実の世界はとても広くて途方に暮れるときもあるけれど
自分の中の世界もまたとてもとても大きく広いもので
それってとても豊かな事だと思います。

さて、すっかり冬の気配がしてきた季節にぴったりのcalasの冬メニューを
ご紹介します。

身体が芯まであたたまって、満足感があって、もちろんおいしくて、
有機食材で、元気が出て、ゆっくりできて、と考えて
お正月の時期にこっそり出しているぜんざいを冬中ご提供する事にしました!
calasのぜんざいおいしいんですよ!


calasぜんざい850円(ほうじ茶付き)

お餅はこんがりと焼き色をつけた玄米餅、
品のよい小豆に金時豆も入れました。
大きなサイズではないですがしっかり満足がいく甘味に仕上がっています。
塩昆布にいたるまで有機食材にこだわりました。

寒さに疲れたら甘味で緩んで
ほうじ茶をゆっくりたっぷり飲んで
また元気に街に出て行く、
そんな風なメニューになればいいなと思っています。

ぜひお出かけ下さい。




 


Posted by calas at 17:51cafeメニュー展示